書に耽る猿たち

読んだ本の感想、本の紹介、本にまつわる話

2019-01-21から1日間の記事一覧

「永遠の夫」 ドストエフスキー *名前で売れること

「永遠の夫」 ドストエフスキー 千種 堅/訳 新潮文庫 2019.1.12読了 生涯ただただ"夫"であるにすぎない"永遠の夫"の物語。裏表紙にある内容紹介。一体どんな話なんだろうと読んだけど、正直何も感想がない。ただただ字を追っていっただけのようだ。解説には…

「蔵」 宮尾登美子

「蔵」上・下 宮尾登美子 ○ 中公文庫 2019.1.10読了 宮尾さんの文章には、やはり、貫禄がある。いつものように、これでもかという位の試練が立ち塞がり、それを乗り越えていく女性の生き方が描かれている。 映画化、ドラマ化、舞台化もされており、烈という…