書に耽る猿たち

読んだ本の感想、本の紹介、本にまつわる話

2020-01-07から1日間の記事一覧

『孤独の発明』ポール・オースター/孤独でないと物語は書けない

『孤独の発明』ポール・オースター 柴田元幸/訳 新潮文庫 2020.1.6読了 年末に読んだ『ムーン・パレス』に次いで、オースター2作目である。本作品は、作家として名を馳せる前に書かれたもののようで、初期の作品と言える。この物語は大きく2部構成になって…