書に耽る猿たち

読んだ本の感想、本の紹介、本にまつわる話

2020-01-22から1日間の記事一覧

『手のひらの京』綿矢りさ/目に見えない土地の力

『手のひらの京(みやこ)』綿矢りさ 新潮文庫 2020.1.22読了 なんとなく手にして読んだ本。作者の綿矢さんがまさに京都出身で、初めて京都を舞台にして書いた小説だ。私が初めて京都に行ったのは中学生の時の修学旅行。その後も何度か訪れて、他の人と違わ…