書に耽る猿たち

読んだ本の感想、本の紹介、本にまつわる話

2020-08-16から1日間の記事一覧

『真夜中の子供たち』サルマン・ラシュディ/幻想的な中に卑猥さがつきまとう

『真夜中の子供たち』上下 サルマン・ラシュディ 寺門泰彦/訳 岩波文庫 2020.8.15読了 元々早川書房から単行本として刊行されていたが、このたび岩波文庫より装い新たに刊行された。ブッカー賞を受賞し『百年の孤独』以来の衝撃と称されたこの作品、読まな…