書に耽る猿たち

読んだ本の感想、本の紹介、本にまつわる話

◇書簡

『アウグストゥス』ジョン・ウィリアムズ/ローマ帝国はいかにして生まれたのか

『アウグストゥス』ジョン・ウィリアムズ 布施由紀子/訳 作品社 2021.1.9読了 ローマの古代史、紀元前1年にローマ帝国が地中海世界を支配した時代を描いた作品である。その後は平和な200年と言われる「パックス・ロマーナ」になる。私は結構な年齢になるま…

『十二人の手紙』井上ひさし/極上の漫才や落語を思わせる

『十二人の手紙』井上ひさし 中公文庫 2020.9.6読了 井上ひさしさんの本を読むたびに、なんて上手いんだろうといつも唸らさせる。ストーリーもさることながら、日本語一つ一つの言葉や文の技巧が際立ち、お手本となるような文章なのだ。まるで国語の教科書に…

『ゴッホの手紙』 上 エミル・ベルナール編 ・中下 J.vゴッホ-ボンゲル編 / 固い握手を送る

『ゴッホの手紙』上(ベルナール宛)エミル・ベルナール編 中下(テオドル宛)J.vゴッホ-ボンゲル編 硲 伊之助/訳 岩波文庫 2019.4.20読了 なんて素敵な表紙なんだろう。こんな本はブックカバーを着けずに持ち歩きたくなる。ゴッホの絵は、日本人にとっても…