書に耽る猿たち

読んだ本の感想、本の紹介、本にまつわる話

海外(ア行の作家)-アガサ・クリスティー

『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティー|1番有名な作品

『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティー 青木久惠/訳 ハヤカワ文庫 2021.9.4読了 クリスティーさんの作品ではおそらく1番有名なのではないだろうか。例え読んだことがなくても、タイトルだけは知っているはずだ。各国で映画化ドラマ化され、オマー…

『予告殺人』アガサ・クリスティー|殺人をお知らせします

『予告殺人』アガサ・クリスティー 羽田詩津子/訳 ハヤカワ文庫 2021.6.7読了 ある地方新聞誌の朝刊の広告欄に殺人の予告が出る。これがこの小説の始まり。新聞の広告といえば、求人だったり人探しだったり、昔はペンフレンド募集なんてのもあった気がする…

『五匹の子豚』アガサ・クリスティー|回想殺人|絶対おすすめ

『五匹の子豚』アガサ・クリスティー 山本やよい/訳 ★ ハヤカワ文庫 2021.5.4読了 クリスティーさんの作品は、有名なものはほとんど読んでしまったからかしばらく遠のいていたのだけれど、有名でなくともおもしろい!ということを証明する作品だった。とは…

『終りなき夜に生れつく』アガサ・クリスティー|ジプシーが丘の秘密

『終りなき夜に生れつく』アガサ・クリスティー 矢沢聖子/訳 ハヤカワ文庫 2021.2.13読了 クリスティー作品のなかでポワロもミス・マープルも出てこないノン・シリーズだ。一番有名なのは『そして誰もいなくなった』だろう。この『終りなき夜に生れつく』は…

『ポケットにライ麦を』アガサ・クリスティー|物語として完璧|次に読む本の選び方

『ポケットにライ麦を』アガサ・クリスティー 山本やよい/訳 ★ ハヤカワ文庫 2021.1.28読了 次に読む本はみんなどうやって選ぶのだろう?本がないと生きにくい私は、未読の本をだいたい数十冊ストックしておきそこから選ぶのだけど、毎日のように迷いに迷う…

『スタイルズ荘の怪事件』アガサ・クリスティー/さぁ、ポアロ劇場はここから

『スタイルズ荘の怪事件』アガサ・クリスティー 矢沢聖子/訳 ハヤカワ文庫 2021.1.11読了 名探偵ポアロシリーズはちゃんと一話完結しているから、どれから読み始めてもいい。おもしろいと評判のもの、自分が興味のあるものだけを読むのも全然アリだ。私もそ…

『葬儀を終えて』アガサ・クリスティー/ミステリファンの心を掴む名作

『葬儀を終えて』アガサ・クリスティー 加賀山卓朗/訳 ハヤカワ文庫 2020.12.20読了 私立探偵ポアロシリーズの25作目。私が読むポアロ作品としては4作目である。クリスティー作品の中ではそんなに有名ではないけれど、私としてはすこぶるおもしろかった。何…

『春にして君を離れ』アガサ・クリスティー/女性の心の声

『春にして君を離れ』アガサ・クリスティー 中村妙子/訳 ハヤカワ文庫 2020.12.1読了 ミス・マープルシリーズを読もうとしていたのだけど、ノンシリーズのこの小説を待ちきれなかった。実はアガサさんの作品の中で、この『春にして君を離れ』が一番読みたか…

『アクロイド殺し』アガサ・クリスティー/当時は斬新だったろうなぁ

『アクロイド殺し』アガサ・クリスティー 羽田詩津子/訳 ハヤカワ文庫 2020.11.29読了 少し前からアガサ作品にハマっていて、読んでいない小説の中でおもしろそうなものを選んでいる。この『アクロイド殺し』はどうやらトリックに賛否両論があるとかで、刊…

『ナイルに死す』アガサ・クリスティー/文章を疑ってかかる

『ナイルに死す』アガサ・クリスティー 黒原敏行/訳 ハヤカワ文庫 2020.10.15読了 近すぎる。近いうち過ぎる。何がって、『オリエント急行の殺人』を読んでまだ数日しか経っていないのだ。アガサ作品をまた近いうちに読もうとは思っていたけれど、3日後に手…

『オリエント急行の殺人』アガサ・クリスティー/色褪せない名作を味わう

『オリエント急行の殺人』アガサ・クリスティー 山本やよい/訳 ハヤカワ文庫 2020.10.11読了 英国ミステリの女王、アガサ・クリスティーさんの超超有名な本作を再読した。小説で読むのはかれこれ子供の頃以来かもしれない。映画にもなり日本でも野村萬斎さ…