書に耽る猿たち

読んだ本の感想、本の紹介、本にまつわる話

海外(カ行の作家)-クッツェー

『マイケル・K』J.M.クッツェー|カボチャを愛おしく食べ、自然を自由に生きる

『マイケル・K』J.M.クッツェー くぼたのぞみ/訳 岩波文庫 2022.2.16読了 タイトルの『マイケル・K』というのは、主人公の名前である。姓をKと略して表現しているのがなんともおもしろい。障害を持つ彼が辿った運命がただひたすらに書き連ねられた物語だ。…

『恥辱』J・M・クッツェー/都会と田舎の対比

『恥辱』J・M・クッツェー 鴻巣友季子/訳 ハヤカワepi文庫 2020.3.22読了 ノーベル文学賞を受賞しているが、まだ読んだことのないオランダ系南アフリカ人の作家さんだ。本作『恥辱』は書店でたまに見かける。恥辱とは、辱しめを受けること。52歳の大学教…