書に耽る猿たち

読んだ本の感想、本の紹介、本にまつわる話

海外(マ行の作家)-サマセット・モーム

『ジゴロとジゴレット モーム傑作選』サマセット・モーム|極上の短編集ここにあり

『ジゴロとジゴレット モーム傑作選』サマセット・モーム 金原瑞人/訳 新潮社[新潮文庫] 2022.4.21読了 イギリスの文豪モームさんの小説はどれもおもしろく、なかでも名作『月と六ペンス』『人間の絆』は私にとって大切な作品である。実はまだ短編を読ん…

『片隅の人生』サマセット・モーム|人生も船旅のように

『片隅の人生』サマセット・モーム 天野隆司/訳 ちくま文庫 2022.2.1読了 モームさんの作品の中ではあまりメジャーではない『片隅の人生』を読んだ。中国福州で医師を務めるサンダースは、ある患者の白内障手術をするためにマレー諸島南端に長期出張をする…

『人間の絆』サマセット・モーム|自分を意識し、人生をどう生きるか

『人間の絆』上下 サマセット・モーム 金原瑞人/訳 ★★ 新潮文庫 2022.1.19読了 フィリップは知らないうちに、世界で最高の楽しみ、本の楽しみを知ってしまった。(上巻64頁) 叔父の書斎で一人本を探していくうちに魅力的な本に出逢い、最高の楽しみを見出…

『お菓子とビール』モーム|人生を楽しくするもの

『お菓子とビール』サマセット・モーム 行方昭夫/訳 ★ 岩波文庫 2021.7.11読了 モーム氏の小説は『月と六ペンス』『人間の絆』を過去に読んでいる。それらに並ぶ代表作がこの『お菓子とビール』だ。なんでも本人が1番好きな作品として挙げているため、以前…