書に耽る猿たち

読んだ本の感想、本の紹介、本にまつわる話

2019-12-29から1日間の記事一覧

『書楼弔堂 炎昼』京極夏彦/古典文学の指南書

『書楼弔堂 炎昼』京極夏彦 集英社文庫 2019.12.28読了 シリーズ1弾を読んだ時も思ったのだが、この小説は、文学や芸能において、昔の優れた人物や本を紹介する指南書のように思う。 本作品も連作短編のような形式を取り、章ごとに人物の紹介がなされる。と…