書に耽る猿たち

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国内(ま行の作家)-室生犀星

『杏っ子』室生犀星|親子でありながら、友達、恋人、同志のような関係性

『杏っ子(あんずっこ)』室生犀星 新潮社[新潮文庫] 2022.8.21読了 小学校か中学校の国語の教科書で室生犀星さんの詩が出てきたのを覚えている。「ふるさとは遠きにありて思ふもの」という書き出しだけで、詩自体の内容は全く覚えていないけど…。詩人、小…