書に耽る猿たち

読んだ本の感想、本の紹介、本にまつわる話

国内(あ行の作家)-奥泉光

『死神の棋譜』奥泉光/読んでいて詰んだかも

『死神の棋譜』奥泉光 ★ 新潮社 2020.9.21読了 藤井聡太二冠の誕生、羽生善治九段はタイトル通算100期の記録がかかる竜王戦に挑戦するなど、将棋界を取り巻く話題に事欠くことがない昨今。そんな中、将棋を愛してやまない著者の奥泉さんが見事な現代ミステリ…

『ビビビ・ビ・バップ』 奥泉光 / あり得そうな未来のお話

『ビビビ・ビ・バップ』 奥泉光 講談社文庫 2019.8.10読了 いつも思うのだが、未来を描くディストピア小説を書く人の頭のなかはどうなっているんだろう?不思議なことこの上ない。現代ものは特段問題ないのは言わずもがな、歴史小説なら過去の文献を調べたり…