国内(か行の作家)-金原ひとみ
『ナチュラルボーンチキン』金原ひとみ ★★ 河出書房新社 2024.10.23読了 なにこれ、めちゃくちゃ好き。わかりみが強すぎる。 まさかさんが優しすぎて、おいおい泣きたくなる。 主人公の文乃みたいな人、日本にはたくさんいるだろうなと思う。年齢が近いから…
『fishy』金原ひとみ 朝日新聞出版[朝日文庫] 2023.1.23読了 金原ひとみさんの作品はここ1〜2年で読むことが増えた。昔はそこまで惹かれなかったのに、40代の今読むととても突き刺さるものがある。確実に綿矢りささんの小説の方が好みだったのに、今は金原…
『ミーツ・ザ・ワールド』金原ひとみ 集英社 2022.4.9読了 腐女子という言葉はもはや当たり前のように世の中にあり、俗にBLジャンル(男性同士の恋愛)にハマっている女子のことを言う。確かにBL作品は漫画にも小説にも結構増えていて、最近はドラマにもなっ…
『アンソーシャル ディスタンス』金原ひとみ 新潮社 2022.1.31読了 金原ひとみさんのお父様は、尊敬する翻訳家金原瑞人さんだ。私としては圧倒的に瑞人さんにお世話になっている。金原ひとみさんの小説は、芥川賞受賞作の『蛇にピアス』を読み、数年前に『マ…
『クラウドガール』金原ひとみ 朝日文庫 2020.4.24読了 性格も容姿も異なる姉妹がそれぞれ心の内を語っていく。姉の理有はしっかりして面倒見の良い現実主義、妹の杏は自由奔放で夢見がちで美しい少女。2人は姉妹といえど育った環境も違うから両親への想いも…