書に耽る猿たち

読んだ本の感想、本の紹介、本にまつわる話

2024-02-01から1日間の記事一覧

『滅ぼす』ミシェル・ウエルベック|政治、死、そして愛について

『滅ぼす』上下 ミシェル・ウエルベック 野崎歓 齋藤可津子 木内暁/訳 ★ 河出書房新社 2024.01.29読了 ウエルベックの小説ってどうしてこんなにカッコいいんだろう。ストーリーも文体も、登場人物の会話も、もう何もかも。鋭く光るセンスは誰にも真似出来な…