書に耽る猿たち

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外国(ハ行の作家)-ボリス・ヴィアン

『うたかたの日々』ボリス・ヴィアン|ファンタジー、メルヘンの中にリアルがある

『うたかたの日々』ボリス・ヴィアン 伊東守男/訳 早川書房[ハヤカワepi文庫] 2024.05.31読了 メロディを奏でるような、美しく詩的な文体である。ここに書かれているものはどうしようもなく悲しく苦しい物語なのに、読み終えたときには散々泣き散らした後…